ヴァン・ド・ヴェルド 道子 「木漏れ日」 会期 2024 年4 月25 日(木)~ 5 月18 日(土) 開廊時間 12:00 - 19:00 会期中休廊日 日曜・月曜 会場 一番星画廊 東京都中央区日本橋3-6-9 箔屋町ビル1 階 03-3272-2525 オープニングレセプション 4 月25 日 18:00-20:00 Michiko Van de Velde komorebi April 25~May 18 12:00~19:00 Closed Sunday and Monday Gallery Ichibanboshi 3-6-9 Nihonbashi, Chuouku, Tokyo, 103-0027, Japan Opening reception April 25, 18:00~20:00
「 地球が自転しているという事実を、私たちは感じることができません それを紙に描くまでは... 」 一番星画廊では、ヴァン・ド・ヴェルド 道子による日本初個展「木漏れ日」を開催致します。 1994 年にベルギーのブリュッセルに生まれたヴァン・ド・ヴェルド 道子は、音楽家の両親の元に生まれ、ベルギーと日本という2 つの文化を融合して育ちました。演奏旅行で世界中を飛び回る両親と一緒に旅をして、特に夢中になったのはコンサートの舞台照明と国によって異なる光や色の様子だったと言います。 ヴァン・ド・ヴェルド道子は「光は出会い」と言い、確実に存在するにも関わらず触れることのできない「光」と、後戻りすることのない「時間」を捉え記憶する手段として、油絵・サイトスペシフィックアート・版画・動画・本・陶器など様々な技法を用い追求しています。注目のプロジェクトとしては現在、ユネスコ世界遺産にもなっているベルギー、トゥルネにあるノートルダム大聖堂の「夏至の日の影」を広場に正確にうつしこむ記念碑的な作品が進行中であり、今年6 月に公開予定、完成が待たれているところです。 今回の展覧会「木漏れ日」。地球は自転し、太陽の光と影は常に動き続けていること。私たちが忘れかけている、光と人との間にいつも存在する詩的な問いかけが、作品にうつし込まれています。作品はブリュッセルで本展のために描きおろした新作です。ヴァン・ド・ヴェルド道子による光の軌跡、多くの方にご覧いただけましたら幸いです。
“When I trace sunlight as it shines on our planet, I begin to remember, to feel almost in real time how fast our earth is spinning”.
Ichibanboshi Gallery is pleased to present Michiko Van de Velde’s first solo exhibition in Japan, Komorebi ⽊漏れ⽇(Eng: sunlight filtering through trees).
Born in 1994, Van de Velde grew up in a family of musicians between two cultures. Following her parents on concert tours as a child, she travelled extensively between Belgium and Japan. These travels sparked her curiosity about colours, intensities, and shapes of sunlight, as well as a fascination with stage lighting in concert halls. Her observations were first expressed through oil painting at the age of 7.
She experiences sunlight as an encounter. She seeks to capture sunlight’s apparitions before its nuances and changes disappears. Through a plurality of media (painting, ceramics, site specific artworks, etchings, books and video), she shares these short-lived experiences as attempts to accept the irreversibility of time.
Komorebi is Van de Velde’s search for the poesy in the perennial relationship between sunlight and people. Van de Velde observes light and shadow beneath trees to (re)discover phenomena that are beyond her own perception: the shapes of sunlight/sunset, solar eclipse, the rotation of the earth…
These new artworks have been especially created in her studio in Brussels. We hope that many people will enjoy seeing these traces of light by Michiko Van de Velde.
作家略歴 1994 ベルギーブリュッセル生まれ 2001 7 歳で油絵を始める 2012-2017 国立ラ・カンブル視覚芸術学校ビジュアルコミュニケーション修士課程 2015-16 セントマーチンズ( ロンドン) 交換留学 2021-2022 ナンシー国立高等美術学校 ( フランス) と上海視覚芸術学院 ( 中国) との共同プログラムに参加 2021- 現在ユネスコ世界遺産にもなっているトゥルネのノートルダム大聖堂(ベルギー)の「夏至の日の影」を広場に正確にうつす記念碑的なプロジェクトが進行中で2024 年6 月公開予定。また、改装中であるブリュッセルのイクセル美術館の公募に対し、「美術館入り口付近にある木の夏至の日の影を美術館の壁に描く」という作品提案で、応募者144 人のうち最終選考者10 人に残っている。
主な展覧会 2024 個展「木漏れ日」一番星画廊、日本、東京 2023 グループ展 Art on Paper アートオンペーパー、ベルギー、ブリュッセル 2023 グループ展 Luxembourg Art Week リュクセンブルグ、アートウィーク、ルセンブルグ 2023 個展「Timing」Michèle Schoonjans Gallery、ベルギー、ブリュッセル 2022 グループ展 Strahlkraft, Diözesanmuseum Rottenburg( シトラールクラフト/ 輝き)、ディオゼサン美術館 ドイツ、ロッテンブルグ 2022 グループ展 Fondation Boghossian, Villa Empain ボゴシアン財産、アートレジデンス、ベルギー、ブリュッセル 2022 個展「Ombre lumineuse 影明」 Quai4 galerie、ベルギー、リエージュ 2021 グループ展 « Bloomachen »、ルクセンブルグカジノ現代美術館、ルクセンブルグ 2019 個展「90 days of light」Japanese garden of Europe、ベルギー、ハッセルト 2018 グループ展 « Cloître(修道院) »、修道院アートレジデンス、ベルギー、ブリュッセル 2016 グループ展 « Remember nature ( 自然回帰)»、セントマーチンズ交換留学、キュレーター : グスタフ・メツガー、ロンドン、イギリス https://michikovandevelde.com