2022-11-12

三宅一樹×石田淳一 往復書簡

会期 12月10日(土)- 12月17日(土)11時〜18時 (会期中無休)
会場 ギャラリー空の間(箔屋町ビル5階ホール)東京都中央区日本橋3-6-9
企画 ギャラリー空の間、ギャラリーこちゅうきょ、一番星画廊
お問い合わせ 三宅一樹 / ギャラリーこちゅうきょ(03-3271-1835) 
                        石田淳一 / 一番星画廊(03-3272-2525)


三宅一樹と石田淳一

二人の作家の意気投合からこの企画は始まりました
いつか共に同じ空間での作品展示を行いたい - そんな純粋な作家の想いを
形にするべく、二つの担当ギャラリーとひとつの展示スペースが共に
手を携えることで「三宅一樹×石田淳一 往復書簡」は実現いたしました

「真の二人展を実現すること」を目指して、幾度となく重ねられた両氏の会談
互いに振り下ろす感性の交錯が生む美しい火花を
我々は目の当たりにして参りました
両氏が「真剣勝負の果し合い」と呼んだ、敬意と緊張に満ちた約10ヶ月
その中から凛として研ぎ澄まされた作品群が生まれました

みなさまと共に語らいたい、そう思える空間をご用意することができました
是非ご来場下さいますようお願いを申し上げます

三宅一樹 MIYAKE Ikki

撮影:小川真輝
作家として、この上なく心躍る企画です。石田淳一氏との、真剣勝負。
石田氏が投げた豪速球を、私が「新作」で撃ち返す。するとまた新作が投げ込まれる。
それならばと受けて立ち、それに呼応した渾身作を生み出す…。
互いの能力を認め信頼し、リスペクトするからこそ可能となった、画家と彫刻家のいわば往復書簡。
このかつてない試みを、互いの所属ギャラリーとチームを組んで、まっさらで美しい「空の間」で発表できることの奇跡。
今宵、宴が始まる予感がします。

彫刻家 1973年東京都生まれ
2009年多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程修了、博士号取得
代表作品シリーズに「YOGA」、「神像彫刻」、「聖猫」など
近年の個展として2019年「聖猫-Holy Cat」、2021年「聖櫃」(ともに壺中居)
最新研究論文に2021年『純粋素描論』(多摩美術研究第10号)がある

三宅一樹HP

石田淳一 ISHIDA Junichi

撮影:小川真輝
この二人展は彫刻家の三宅一樹さん、ギャラリー空の間さん、壺中居さん、一番星画廊さん、そして僕という集まりで成り立っています。まずは企画側から展覧会の核となる、いくつかのキーワードを準備して頂きました。後は三宅さんと僕とがそれらを基にそれぞれのスタイルを軸に作品制作を試みました。会議の度にお互いに作品を持ち寄り、さながら往復書簡の様に作品が出来上がっていきました。三宅一樹さんの作品には覚悟をして挑まねば僕など消し飛んでしまう事はよく理解していました。時にはまるで決闘する様な気持ちで臨まなければ作品は生まれず、追い込まれながらの制作はひりついた時間にもなりましたが、万年通常運転の自分を少し広げてくれた事は言うまでもありません。当たり前ですが、1人では不可能な展覧会。皆で会議を重ね、交流を経て、何より彫刻家三宅一樹に体当たりされ、こちらも遠慮なく体当たり仕返す体験。それを面白がってくれる人がいる。そのことは二人展という展示を作り上げる面白さを教えてくれました。この展覧会には特別な思いがあります。思えば不思議な縁から成り立っているこの展覧会、出来るだけ多くの方々に御高覧を賜りたく思っています。

画家 1981年埼玉県生まれ
2004年日本大学芸術学部美術学科卒業、日本大学芸術学部非常勤講師
静謐な静物画を軸に個展で発表を続けている
近年の個展としては、2017年 東美アートフェア・春風洞画廊、2018・2021年 永善堂画廊、
2020年 日本橋高島屋、2020・2021・2022年 一番星画廊

石田淳一HP
石田淳一Twitter
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